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お気に入りの雑貨・インテリア、フラワーアレンジ、大好きなお菓子、Tea Time、子育て日記などなど


by eko-hiiki

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「ザ・キャラクター」

「ザ・キャラクター」_c0226911_0524075.jpg



野田地図(NODA MAP)の「ザ・キャラクター」を東京芸術劇場で観てきました。

久しぶりのNODA MAPの演劇。
広末涼子&妻夫木聡の「キル」を見た以来です。

独特の世界観を作り上げる野田演劇は、
最初に見たときから、演劇でしか(彼でしか)表現できないものを作りあげるな~と
なんか、圧倒された覚えがあります。

常に挑戦を続けるとがった感じが野田秀樹にはあるのかな。

最近は、割と蜷川演劇好きで、蜷川続きだったこともあり、
久しぶりの野田演劇、楽しみにしてました^^

主役は宮沢りえ。対するは古田新太。
この二人だけでもわくわく楽しみな感じです。


お話はというと・・・ HPには以下のように紹介してありました。

 それは町の何でもない
 小さな書道教室からはじまった・・・

 町の小さな書道教室、そこに立ち現れるギリシア神話の世界、
 それが、我々の知っている一つの物語として紡がれていく。
 物語り全てが、ギリシア神話さながらの、
 変容をモチーフとしたお話になっています。
 信じていたものが、姿を変え、変化を遂げていく物語。
 その最後に立ち現れる、我々が知っている物語とは・・・。
 物語り尽くしの物語です。乞う、ご期待!

かなり、分かりやすい話とは相反する、複雑でつかみにくいお話ですが、
最後まで演劇を観終わると、すんなり納得がいきます。

ネタばれしちゃうので、まだ演劇が公開されたばかりだし、詳しく書きませんが、
最初は楽しく見れるようでいて、後半痛烈なメッセージがどかっとやってきます。

観終わった後、日本人とか日本って怖いな~と考えさせられました。

これって、この演劇のメッセージが強烈だった証拠だと思います。


舞台演出方法もお見事でした。

基本的には舞台全体が、書道の半紙がモチーフになっていて、
ところどころにニュース映像などの画像が映し出されて、
そのタイミングと影響が強く観客に迫ってくるものがあり、
秀逸な雰囲気を醸し出してました。

そして、野田秀樹お得意の言葉遊びも健在で、
「神」「袖」の漢字遊び、「神」「紙」の掛詞、「kill」「give」の音遊び、
などなど、細かい仕掛けがいっぱいでした。

俳優陣もお見事。。

宮沢りえは声が変わるくらい、長い長いセリフを自分のものにしていて、
出産後、初復帰作とは思えませんでした・・・すごく細い!

古田新太ははまり役だし、面白さも健在しつつ、この役の奥深さをしっかりつかんでました。
笑い×悪役、その境を曖昧にすることで逆に浮き彫りにする、見事な手腕だったように思えます。

橋爪功さんがイメージそのまんまなんだけど、いい味出してました~~

古田新太の奥さん役が野田秀樹で、これまたおいしい、いい役を楽しそうに演じてたし、
藤井隆も芸人さんとは思えない役者っぷりでした。(失礼・・・笑?)

俳優さんたち、怪我とかもあったみたいなので、千秋楽まで頑張ってほしいと思います。

これからしばらく観劇は出来なそうなので、これが今年最後かな・・・と思いながら、
でも、深い演劇を見ることができてよかったです^^♪
by eko-hiiki | 2010-06-25 22:51 | THEATER